こうやれば 遊戯王サイト界で 天下とれます 〜遊戯王サイト界の歴史とこれから〜

前文

またしても、記事需要のニッチなところを狙います。書く時点で既に、大多数の方はサイト「運営」に縁がないことは察しているのですが、だからこそ狙っていきます。
今となっては更新ペースとか非現役プレイヤーである素性からモグリ系サイトを営んでいますが、実はこのサイト、運営の歴史を紐解くと2001.5.12開設という14年選手で、トータルアクセスも600万あるんですよ。(ほんとだよ)
更新ペースはどうあれ、遊戯王サイト界の歴史の生き証人である自覚がありますので、一度おじいちゃんはおじいちゃんらしく、その歴史を語ってみようと思います。
そして、これからもし、遊戯王サイトの「運営」側に回る人がいるとするなら、目指してくれるべき「本命」路線を示したいかなと思っています。

※なお、表現の事情により一部サイトを除き、サイト名を伏せた執筆としています。

遊戯王サイトの歴史

そうはいっても、今のイメージが強すぎて、過去にはどういうサイトが隆盛を誇ったかということがピンとこない方も多数おろうかと思います。

【創成期】

・掲示板機能(BBS)を中心としたコミュニティサイト
・個々人の運営するデッキ理論、カード理論サイト

それこそ創成期といえばインターネットすら今ほど利用がなかった時代。掲示板(BBS)機能を用いた遠隔地との対話すら新鮮な時代です。「遊戯王」という共通のテーマを用いて雑談することの楽しさや、個々人のデッキレシピを持込み、複数人でそれをチューンナップしていく……ということが盛り上がった文化があります。そのうえで、さらにアクティブな人達は、対話により洗練されたデッキやカードの理論を言語化し、自身がホームページを開設しそれを発表していくことになりました。(私もそのタイプの一員です)

【黎明期】

・個々のカードに対するFAQを網羅したルールサイト(EX:遊戯王エキスパートルールHP、遊戯王wiki)
・個々人の運営するデッキ理論、カード理論サイトの拡大

ユーザーの拡大・カードプールの拡大により勃発したルール解説需要に答えるように現れたのが、いわゆるルールサイト界隈。「遊戯王wiki」は複数人による集合知であることから今なお隆盛を誇っていますが、「エキスパートルールHP」はさすがにご負担が強いようでした。(お疲れ様です) またその一方、ユーザーの(略)によって、それこそ思考や戦術が細分化されることにより、さらに理論解説ページの需給が膨らんだ時代です。

【黄金期】

・デッキ理論、カード理論サイトから、「ブログ」形態へ

それまではホームページの構築といえば結構負担の高い学習を必要としていたのですが、いわゆる「レンタルブログ」サービスが定着し、個々人が気軽にデザイン性の高い記事を発信しやすくなった時代です。需要はもちろんのことあったのですが、それ以上に供給の仕方が安定したことから、ブログサービスを活用しての発信が目立ちました。

【転換期】

・SNSサービス発展による、各人の理論の情報封鎖時代 コミュニティ型サイトの衰退へ
・非公式大会(通称チャンピオンシップ。CSとも。)開催の定着による、大会優勝レシピのまとめサイトの発展

今となってはFacebook等で定着している、いわゆるSNSサービスが定着し始めたころ。それまでBBS等で意見交換を行っていたものは、公開範囲をコントロールしやすいSNSサービスの中に取って代わることとなり、この頃から真の強力プレイヤーは、秘蔵の構築をあえて表に出さない時代となりました。その頃同時に、今となっては毎週のように各地で開催されている非公式大会が芽吹き始め、合わせてそれら大会の優勝レシピを掲載するサイトが発展するようになり、そこに掲載されることがステータスとなるのでした。

【幻滅期】

・2chまとめサイトの発展 そして衰退
・新商品まとめサイトの発展

カジュアルなところでは、2chのまとめサイトが問題となりました。いわゆる「遊戯王スレ」の内容をピックアップしまとめているものでしたが、2ちゃんねるが「無断転載禁止」の方針を掲げてからも、その以前同様の転載をし続けていたことや、他の情報サイトから無断転載をしている等インモラルな運用をしてたことからやり玉に上がりました。
その一方、そういった運営をしていたサイトの中でも、2chの方針が変わった際に上手く切り抜けたサイトもあります。各種の新商品情報の掲載を重視したり、自前のコメント投稿を編集し、擬似まとめサイトのようにするなど。舵取りが旨いサイトは現在も生き残り、健全な運営を続けています。

【安定期:現在】

・複雑化したルールを定型し解説する、ルール特化型サイト(EX:遊戯王ハック)
・個々のカードルールFAQを人海戦術で解決する、ルールサイト(EX:遊戯王wiki)
・非公式大会の運営をサポートする、CS広報型サイト(EX:yubit、はねまん(YSCO.info))

数々の流れを経た今、この世界はどうなっているのでしょうか? 俯瞰的に眺めた時、私は大きく分けて2つの潮流があると革新しました。それは「ルール」と「大会」では……ございません。もっと大きな括りです。

「長持ち」と「CtoC」

「ルール」も「大会」も、その根底にあるのは、この商品が続く限りいつまでも安定した需要がある分野であり、かつどんな環境であってもそのサイト運営ノウハウが変わることがないということです。新パックが発売し、そこにテーマがあるなら、大きな括りとしての運用ルールを確認する需要がありますし、大会の運営からデッキレシピ掲載についての需要は先に述べたとおりです。
今の遊戯王はかつてなく環境の変遷が早く、確固たる理論を掲載しそれを記事化しても数ヶ月で陳腐化してしまい、執筆側としてコストパフォーマンスが悪いことこの上ありません。せっかく労力をかけるのだから、少ない労力で大きな効果を得たいのは当然であり、そういう意味で「クオリティ高い記事」で需要をねじ伏せていく力技が通用しにくくなっているのです。(私は好きなんですけどねー)
また、「CtoC」。いわゆる「消費者間取引」と訳される言葉ですが、あえて誤用であろうとも私はこう表現したいと思います。yubitやYSCO.infoのように、「遊戯王を好きなプロウェブデザイナー」がテコをかけて一般消費者のネットワークを総括しているサイトがあり、下手すればこれらのサービスやDB運営については、コナミの公式が行っててもなんらおかしくはないクオリティです。いち消費者であるはずの私達が、公式同然のサービスを行い、公式の手が届かないところをサポートする。公式を介さないサービス取引は、遊戯王では非常にハイクオリティの域で成立していると見ていいでしょう。

これからデュエル(サイト運営)を始めるキミに

長持ちする分野をめちゃくちゃハイクオリティの方々が圧えているのが、現在の遊戯王サイト業界です。ここに割って入るのは並大抵の能力ではないと思います。これからサイトを開設することとなり、ある程度のウェブ技術をお持ちであることを前提とするなら、まずはwordpress(以下、WP)によるサイト構築を前提として、一つ大きな幹(テーマ)を持って運用するべきではないかと考えます。別にレンタルブログでもいいのですが、デザインの柔軟性やバックアップ等の負担を考えればWPによる運用がよりやりやすいと感じています。それは「ルール」や「大会」という現在の流れに乗っかる他、私が思いつかないような「大きな幹」を皆様が思いつくかもしれません。
私の「幹」は、「過去」と「経営」です。この業界のニュースを咀嚼し考察すること、また、あらゆる社会的事情を俯瞰するものとしました。ある意味、これも執筆ノウハウは変わりません。(需要はないのですが)
需要がニッチ過ぎてかつてのようなヒット数は稼げないことは承知していますが、環境の変遷による編集を不要としないこと、そしてこれが「書きたいこと」であり、私はこの方針でやっていくことを決めました。

「幹」は自分の書きたいものからぶれないことです。そこがぶれると、いくら太い幹を取り扱っても、見ている方に受け入れられることはないのですよね。

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コメント

  1. 匿名 より:

    みずhpに入り浸ってた身からするとそんなに時間がたったのかと驚くばかりです

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