オリカ☆めいきんぐ(2006年)入賞作品

2月/テーマ:フリー

最優秀賞

《フェイント》 (カウンター罠)
効果:相手がカードの効果を発動した時に発動できる。発動後、このカードを手札に戻す。
【カイン=ラーカオスさん(初受賞)】
 シンプルで「おいおいっ!」となるが、すごい効果てきめんなエンターテイナー的カード。もう、言わんとしてることがまるわかりなくらいフェイントしかしてくれないカードだが、使い道もしっかりあるのだ。
 今月のこのカードは、投稿時期も良かったといえる。ちょうどEOJが発売されているため……ちょうど使い道も見つかって……。
 何が言いたいか、はわかると思う。ぱっと見がアレだったとしても、そこに可能性がある。華があったり、タキシード着てるだけが強力カードじゃあないのだ。

優秀賞

0602_2_spy《気まぐれなスパイ》 地属性/戦士族 ☆1 300/200
効果:このカードが召喚されたときこのカードを相手の手札に加える。次のターン、相手は手札を公開してデュエルをする。
【star☆oceanさん(初受賞)】
 こういったモンスターの効果はいままでにない。非公開情報を握ることは強いし、それだけにこういったリスクもあって然るべき、そう思った。そして、盲点で気づきにくいかもしれないが、このカードは相手も使うことが出来る。そうするとこっちの手札に帰還だ。
 ターンごとにスパイが飛び交う面白いデュエルにしてくれるかもしれない。その小競り合いを上手く活かすデュエルを見て見たいところ。前例は本家めいきんぐに《ダメージ・キャッチボール》というのがあって、斬新!と断言は出来ない。が、新鮮……それは間違いない。
【ill. なつめさん】基調として「前回・前々回と異なるものにしました」とはなつめさんの談。 ……ということは、3種類は少なくとも描き筋を分けられるんですね……すげえ……(笑)
 そして「いつも少女ばっかり書いているので、今回はオトナの女性を目指してみました」ということも。 なつめさんが女性ということもあるので、こちらとしては怪盗キッド系(コナン)のようなイケメン系が来るかなあと思っていました。 それをいい感じに裏切ってくれた、なつめさんのサイト傾向らしい作品です。口許の演出が、まさに「カードイラストらしい」ですよね。

0602_2_effect《効果継承》 (通常魔法)
効果:お互いの墓地から効果モンスターを1体指定する。フィールド上の表側表示通常モンスター1体は、選択したカードと同じ効果を持つ。融合モンスター、儀式モンスター、スピリットは選択できない。
【エアサプライさん(初受賞)】
 オリジナルカードとして「継承」系の効果は見たことはなくもない。ただ、練りこみがかなり面白く、きっちりとなっている。意外なほど、「継承」効果を持つオリカには、このオリカの三文目が書いていない。召喚条件があるそれらは総じて強力になりやすい。だから、そこは禁止しておくべきで「大正解」だろう。また、継承できるのが「通常モンスターのみ」ってのもいい。細かい調整が為されている優秀作。
【ill. 薫さん】「既出モンスターを引っ張り出したら綺麗に仕上がるだろうなあ」というのをお願いして、 薫さんがその期待に何も言わずとも応えてくれてるのです。というわけで、今回もその効果上、どうしても絵内に2枚のモンスターが必要となりました。 しかし、「絵になるような効果無しモンスターがいなかった……」と苦心なされたようです。 最終的に固まったイメージは「地面の割れ目から出てきたネフティスの炎がガイアに宿る」とのことでした。

佳作

《王宮の一斉摘発》 (永続罠)
効果:全てのプレイヤーはカードをセットできない。
【84gさん(初受賞)】
 効果はシンプルで別にどうこう突っ込む気がないが、これは名前が勝っている。今まで出ている「王宮シリーズ」の根幹は大抵『セット』に関わっているため、一斉摘発と名乗らせたらこの効果を思い出すのも自然といえる。単純効果の癖に、そうなめられた能力でないのも見物だ。

《つむじかぜ踊る空》 (フィールド魔法)
効果:それぞれのスタンバイフェイズ毎に、ターンプレイヤーはフィールド上の魔法または罠カード1枚を破壊する。
【水母さん(初受賞)】
 個人的にイラストを見てみたいと思うほど、綺麗にまとまっている名前と効果。シンプルだが乱戦模様をつむぎだし、フィールド魔法という選択が大有りだ。
 伏せ破壊として「風」を思い出すのは定石として色々ある風の種類から何を選ぶか……「つむじかぜ」のチョイスがとても素敵。
(補足:よく考えると、すぐこのカードが破壊されそうですね……)

0602_3_infinity《無限世界》 (フィールド魔法)
効果:カウンター罠は発動できない。
【みぞれさん(3回連続3回目の受賞 05.11 05.12 06.02)】
 こう並べると、今回はかなり『シンプル』に比重が置かれている気もするが、こういったカードも必要。効果自体が簡単に思いつきそうな単純なものであれば、あとは名前のセンスが勝負。今回の「佳作」はその中でも飛びぬけたセンスが選ばれる形になっている。
 このカードも同様で、効果と名前がしっくりくる良作だ。
【ill. yumeさん】「無限」をどう表現するかが見せ所だったのですが、yumeさんはエクゾディアを起用。なるほど原作においての攻撃力∞をそのセンテンスに使ってきた一枚です。
 あまりにシンプルな効果であるだけに、なかなかイラストのチョイスがつかれなかった一枚だったのですが、yumeさんはさらっと持っていって、さらっと仕上げて行きました。かっこいい。

0602_3_onlymana《唯一神の愛娘》 闇属性/天使族 ☆5 2850/2100
効果:このカードはサイドデッキに加えることができない(相手にサイドデッキを公開し、確認をとる)。
このカードが墓地に存在する(又は除外されている)時にデュエルに負けた場合、このカードのプレイヤーはマッチに敗北する。
【アビスゲートさん(初受賞)】
 めたぽ個人としては最優秀を推したのだが、どうしても押しきれずこの位置に。とにかく斬新なのだが、ルール根幹を無視しすぎているか?という意見が選定中に目立った。
 しかし、この手の「ルール破綻系」にしては、隙がないように・揚げ足を取られないようにフォローされているだろう。
【ill. 卯双月さん】「ぱっと思いついたのは、愛娘をぞんざいに扱われた神の怒りを買ってしまうということなのですが、高い攻撃力を考えると、お父様に守ってもらっているわけではないと推測。戦わないのはあくまで自発的なものと判断。つまり、奔放さゆえの放棄。」というコメント。実に効果の研究をしてくださる意識の高さに感謝。マスコットモンスターを散りばめまくった「かわいらしさ」にも注目したいところです。

特別賞

《歪んだ生命体ヴァイルス》 ?属性/?族 ☆? 2400/2400 【融合】
「トークンではないモンスターカード」+「トークンではないモンスターカード」
効果:このカードは融合召喚でしか召喚できない。このカードのレベル・属性・種族は融合素材としたモンスターのレベル・属性・種族を合わせたものとなる。
【MEGALITHさん(2回連続3回目の受賞 05.07 05.12 06.02)】
 この融合素材に「やられたー!」となった、斬新さでは他を許さないほどの斬新な作品です。めたぽ・Aitsuが同時にほれ込んだために、特別賞としては異例の「1枚のカードに2人が特別賞」という状況になりました。
 ……そうまでなって「なんでじゃぁ優秀賞にいかないの?」なのですが、融合条件が少し単純かもしれなかったです。ここまで思いつくなら「トークン+非トークン」の組み合わせの方が私としては好みでした。恐らくAitsuも同じ見解だと思います。うん、とにかく惜しい!(めたぽ)

 やたら効果が斬新だと感じました。第一回の《軟弱外交》なみの斬新さでした。だからこそ、ああ後もう少し効果が上手ければなあ、と余計感じてしまいました。
 トークン+非トークンの融合に加え、どうせなら攻撃力も防御力も?にしてみると更に面白かったと思います。次回の作品を楽しみにしています。(Aitsu)

《窓際族》 (装備魔法)
効果:このカードを装備したモンスターのレベルは2になる。
【feathさん(初受賞)】
 まずこのカード名と効果のマッチ具合と言うかなんと言うか。涙をそそります(笑) イラストを勝手に思い浮かべております。自分のイメージですと、《成金ゴブリン》のゴブリンが机に向かって必死に仕事してるんじゃないかな、なんて。イラストどなたかお願いしますよー。(赤飯)

【講評】
 フリーはやはり面白いカードが出てきます。入賞はせずともかなり「惜しい」ラインががしがしと登場してきたと思います。
今回の結果を見てくださったら多少感付く方もいるかもしれませんが、選定結果が、その月にリリースされたパック(この場合はEOJ)をかなり色濃く影響されている感じがあります。
 私達も人間ですから、そういった揺らぎはあるでしょう。ただし、基本的には公平に面白いカードは面白く、そうでなければ跳ねる……としようとしています。
 ただし、さりげなくなら「環境に合わせる」というテクニックも効くかもしれませんね。あからさまは危険ですよ、逆に「ちょっと傾向がずれてない?」と私達の意識を直させる可能性さえありますので!

4月/テーマ:自然

最優秀賞

0604_1_natural《自然崩壊》 (通常罠)
効果:フィールド魔法を破壊し、フィールド魔法の効果を受けていたモンスターを全て破壊する。
【兎双月さん(初受賞)】
 名前と、効果前半はそこそこ普通。だが、読点以降の記述がえらく画期的な意欲作でみごと高い評価を獲得したカード。
普通の強化型フィールドを相手にすれば擬似《ライトニング・ボルテックス》搭載。しかし、能力補正型のフィールドは使用度が高くないし、特殊能力型のフィールドも見るかどうかと言えばすこし怪しい。だから、ここまでの除去効果を持ちながらも一概に強力とは言えないのだ。
 効果と大雑把さがうまくシーソーになっているカードだ。
【ill. ユミハリヅキさん】《紅葉の女王》の昔の姿という設定で自然を崩壊させる様を描いた作品との事。 「彼女を選んだのは、足りない自然の部分を補うためです。紅葉の昔なら青葉でしょ、ってことで髪は青色にしてみました。 『自然崩壊』によって色が落ち、鮮血のごとく舞う木の葉が、彼女の未来を指し示しています」とコメントにありましたが、 この文章が綺麗過ぎて改変できませんでした。手抜きとか言わないで下さいね!(汗)

優秀賞

0604_2_weakmeat《弱肉強食》 (永続魔法)
効果:元々の攻撃力が異なるモンスター同士が戦闘を行う時、ダメージ計算を行わず元々の攻撃力が低い方のモンスターを破壊する。
【とーらんさん(4か月ぶり3回目の入賞 05.7 05.10 06.04)】
 《弱肉強食》のネーミング使用率は高かったため、その分審査の面も非常に厳しくなった。その中で一際輝く「弱肉強食」だったのがこれだ。
 当たり前の戦闘ルールであるために、わざわざこのカードに頼らなくてもいいように感じるかもしれない。しかし、《魂を削る死霊》やリクルーターといったすこぶる戦闘に強いカードを相手にしたとき、魔法の角度から除去をできるこのカードは非常に有効。
 1枚使ってやる価値があるかどうか、を悩ませるいいデザインだぞ。
【ill. ふるめたさん】「弱肉強食と聞いて、ぴーんと原始的世界観が思い浮かんだのでこんな絵になりました!」という前置きとともに頂いた『弱肉強食』がこれ。 いやー、すごいっすねえ……ここまで明るい絵から暗い絵まで使い分けられると、尊敬の域をゆうに通り越しますよ、マジで。
 「より凶暴な種族が生き残ってホモサピエンスになったかのごとく!! 強き男は常に勝ち続けなければならない!みたいなことをテーマに」とも 補足でいただきましたが、ご覧になった方には、伝わるでしょうか?

0604_2_recover《災害保険》 (速攻魔法)
効果:手札を2枚捨てる。そのターンのエンドフェイズ時に相手のカードの効果によって破壊されたカード2枚まで手札に戻す。
【ゆーきおーさん(5か月ぶり2回目の入賞 05.08 06.04)】
 自然を「荒廃」の角度で捉える参加者が多数を占める中、その角度の最高峰にあったのがこれ。後ろ向きさ加減が唯我独尊。
 《災害保険》と手札2枚を失うので3枚マイナス。このカードで得をするには結構難しい。ここが本当に絶妙なバランス。2枚なら容易に得を出来そうなこのカードだが、3枚になると途端に損得勘定が怪しいのだ。これを含め今回の上位3枚はバランスの面で飛びぬけている。
【ill. 五十嵐さん】相変わらず、和やかで微笑ましいタッチなのに何か恐怖感が伝わる……言うなれば『シュール』な境地というのでしょうか、 なんというか、すっげー怖いですよ。上手くは伝わらない(笑)
 以下五十嵐さんのコメントから抜粋すると「地獄の沙汰も金次第」……『どんな災害(破壊)が起ころうとも金(手札)さえ払えば助けてくれる天使』 という発想に素直になるほどと感じました。また当該イラストに出ている二人は《天使の施し》の天使と《大嵐》の人間さん。 《大嵐》が災害であり、ひょっとしたら来るかなあと思い当たっていたのですが、「《天使の施し》も《災害保険》も『3:2』の関係が有る」という発想の元の天使は完全に蚊帳の外でした。すげえ!

佳作

《名前のない生命》 地属性/植物族 ☆6 2200/2200
効果:自分の手札の枚数とこのモンスターカードのレベルが同じである時、このカードを手札から特殊召喚出来る。
【DEGさん(5か月ぶり2回目の入賞 05.08 06.04)】
 効果を集約すれば「手札が6枚のとき特殊召喚可能」。初手でいきなり出せるいいサイズの数字ながら、デュエルが経過するごとに効果を使える可能性は絶望的になり、最終的には上級2200という並水準になってしまう。
 しかし初手の可能性や腐っても2200という数字を考えれば決して悪いカードではない。可能性と安定性、ジレンマ系だ。

《汚れゆく海》 (フィールド魔法)
効果:このカードのカード名は「海」として扱う。お互いのプレイヤーは自分のメインフェイズ時に魚族モンスターを1枚捨てることで、自分の墓地から機械族モンスター1体を選択して手札に加えることができる。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
【かめひろさん(初受賞)】
 これも「荒廃」サイド。破壊が一種の味であるゲームとしてはある種当然の結果を示してくれている気がする。
 効果は非常に練られていて、使いにくい「魚族」と使いやすい「機械族」をテキストにねじ込むことでバランスの体裁を保つ。強力な効果だが、根底に魚族があることで使いやすいとは言い切れず、だからといってその効果は見捨てるほどのものではない。社会派カード。

0604_3_gekka《月下美人》 地属性/植物族 ☆4 1000/2100
効果:自分ドローフェイズがスキップされた場合、そのターンのエンドフェイズにカードを一枚ドローする。
【飛翔 優さん(5か月ぶり2回目の入賞 05.08 06.04)】
 例えば《刻の封印》などを使われたとき、例えば《死者への供物》を使用したとき。攻守の面で起きるドロースキップを利益転化にする能力はビルダーの腕を刺激しそうなタイプ。
 ただ能力自体はお世辞にも使いやすいものではないためにステータスも及第点にしたうえでのもの。下手に低くないだけに普通に優良な壁としても使えるデザインだ。
【ill. 卯双月さん】イラスト頂くまで気付かなかったのですが、「ゲッカビジン」ってサボテンの種類だったんですね。オリカ設定が植物族だった段階で気づかなかった私は本当にどうかと思うのですが、卯双月さんが気を利かせてくれたため助かりました(笑)
 「オリジナルを描く難しさを痛感した」というコメントを添えてもらっているのですが、《椿姫ティタニアル》から培われている現在の植物の雰囲気を上手く表現されていると思います。

0604_3_rapid《奔竜》 (ラピッド・ストリーム・ドラゴン) 水属性/水族 ☆6 3000/0
効果:このカードをドローした場合、このカードは自分フィールド上に生贄召喚される。必要な生贄が存在しなかった場合は攻撃力が半分の状態で特殊召喚される。相手はこのカードを魔法・罠・モンスター効果の対象にする事はできない。
【刻詠さん(初受賞)】
 モンスターの面では斬新さが最高峰だった。めたぽ個人としては上位クラスに推した、のだが、Aitsuの反論に納得した。
墓地からの蘇生をするといたく壊れカードになってしまう、ってことだ。
 ドローからの角度はバランスが取れてて非常に面白い。1500という軟弱モンスターになるリスクを背負って3000に期待するか、ということ。しかし墓地からの制限が何も無いために蘇生すると3000の単体効果無効。これはちょっとやばいな、ってなる。
 蘇生禁止についての一文があれば優秀賞も十分可能だった非常に惜しいカード。
【ill. 天龍さん】まだ天龍さんを正式にお誘いしてなかった頃に「有志作品」としていただいたものです。 有志一号作品……というより、やってくださる方が出てきてくれたことに驚きと感激。 人のパワーに頼りまくりなホームページにまた一歩近づいています。興味深い題材、とおっしゃって下さった1枚ですが、見る側としても 「ラピッド」「ストリーム」「ドラゴン」の要素が満遍なく含まれている一枚に感激を隠せません。背景とかの描き込みがもはやゴッド。

特別賞

《恣意な林檎》 光属性/植物族 ☆3 500/1600
効果:このカードがカードの効果で破壊されたターンのエンドフェイズ時、このカードを墓地から自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する。このカードが戦闘で破壊されたターンのエンドフェイズ時、このカードを墓地から相手フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する。
【タケノコニョッキさん(初受賞)】
 歌手「椎名林檎」をパロったネーミングの、《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》系カードなので上位入賞は難しいですが、効果も水準以上に練られているため私の特別賞に持っていかせてもらいました。
 「恣意」の意味は「わがまま」であり、それを十分に表現する効果。異彩を放つ効果だけに評価比較が難しいものの、
目に留まらせるセンスを出してくれたカードでした。
 「椎名」と「恣意な」の掛けを考えだしたネーミングセンスを評価です。(めたぽ)

0604_4_nissyoku《日食》 (永続魔法)
効果:このカードが場に表側表示で存在する限り、全てのモンスターに「このカードは1ターンに1度裏側守備表示にすることが出来る」という(起動)効果を加える。このカードの発動から相手ターンで2度目のエンドフェイズにこのカードを破壊する。
【冷河さん(初受賞)】
 素敵なカードだと思いました。まず前半の効果では「日食」による暗闇を、次に後半の効果では「日食」のその発生時間のようなものを表現していて、面白いなと感じました。リバースモンスターを守ることが出来れば結構な見返りを期待できるかもしれません。もしくは《人造人間−サイコ・ショッカー》を裏守備にして罠発動なんてしたりして!(赤飯)
【ill. yumeさん】まだまだ体制が整っていなく、スタッフの数も少なくてフォローしきれなかった過去のカードにばしばし魂を込めてくださる皆さんに頭が下がる思いで一杯です。
 「AOJが対光だから日食にしたよ!」ということですが、改めて考えても結構ゴリ押した解釈だなあと思うのです(笑) 上記《無限世界》もそうなのですが、「非常にイラスト解釈が難しいカード」をyumeさんは攻めてきます。

【講評】
 「フィールド魔法」「地属性」「植物族」。この3つのワードは明らかに競争率が高く、その域に放り込んでしまった方は大抵涙を飲んでいるかと思います。だからこそ残ったモンスターは頑張りました。テーマの中では難しいクラスに入るであろう今回の「自然」だけに、上手くまとまったカードが見事上位入賞を果たしています。
 審査員らとしては別にひいき目で見ているわけではないのですが、今回の入賞者は割かし「過去入賞経験がある方」が多いです。ある意味「実力がもろに出るテーマ」だったのかもしれません。
 「自然」というテーマを森林うんぬんといった方向で捕らえる方が全員をおそらくしめていました。ただ、テーマ設定のめたぽからすればこのテーマを「自然体」や「不自然」という言葉で使う『自然』な方向に解釈する人が何人出るかなーと期待していたところもあります。ちょっと裏を読みすぎましたね。
 次回のテーマは「サイエンス」。化科学生物物理、もろにそれ系の語彙と知識があるかが出るような、2回連続の「実力重視」テーマになることが予想されます。頑張ってください。

5月/テーマ:サイエンス

最優秀賞

0605_1_urasima《ウラシマ効果》 (通常魔法)
効果:自分フィールド上の表側表示モンスター1体を指定し、除外する。除外されたモンスターが特殊召喚された時、除外されていた自分ターンの数だけフィールド上のモンスターカードを破壊する。
【メガネウサギさん(初受賞)】
 例えるなら、第一回の《軟弱外交》が出たときの衝撃、皆が一同に納得し、この位置に即決した。効果は基本的には大味な全体除去であるのだが、そこに至るまでのデザインとジレンマが超秀逸。「大味」を得るには相当なターンが必要なため実現も難しい、ターンが経つごとに変動するフィールドによって実現が難しくなるのもある。だからといって小規模で済ませるのも味気ない。
 もちろん、後先を考えないプレイは強制効果なので自分の首を絞めかねない。練られきったバランスは見事。もちろん、ネーミングも「海から帰ってきたら人生豹変」の浦島のごとくインパクトを与えるのに十分だ。ここ一年弱で唯一無二の《軟弱外交》クラスのカードだと言える。
【ill. 薫さん】昔話としての「浦島太郎」と、効果・サイエンスとしての「ウラシマ効果」。 今回はその折衷案にものすごく苦労されたようで、薫さん自身も難産だったと漏らしました(汗)  薫さんは過去8日で《創生神話》を仕上げてくださったという驚くべき経験があり、その薫さんが2ヶ月強かかった…… これは本当に難しかったのだろうと思います。本当にごめんなさい!
 単純な浦島太郎は《老化の呪い》とかぶるので避けた、という私も思いもよらない気遣いで避けてくださって、 「ヴァーチャル世界の竜宮城から帰還」というイメージを描かれました。 「乗り物が亀型なのは辛うじて浦島太郎の原型を残そうとした悪あがきです……」と書かれていましたが、 逆にそれが「サイエンスとしてのウラシマ効果」を引き立たせるナイスな決断だと思います。 いつも通りのハイクオリティに隠された大きな苦労に拍手です。

優秀賞

《常識の落とし穴》 (永続魔法)
効果:モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時、500ライフを払い、そのモンスターとこのカードを破壊する。
【刻詠さん(2か月連続2回目の受賞) 06.4 06.5】
 まずはネーミング、例え言葉としての落とし穴と実際のそれをかけあわせ、実現させたそのセンスが見事、もちろんその中身もかなりの素質を秘めたバランスだ。
 要は予告・強制《落とし穴》。予告をするデメリットは負うとはいえ、その分ステータスの制限はない。どれだけ小さくても・大きくても1:1交換は望める。ただし、その発動は強制なので《聖なる魔術師》相手に発動してしまうジレンマもある。
 ただし、方向を絞れば、プレイングを絞れば十分カバーできる範囲。使い手の腕を刺激する、是非とも実現して欲しいカードだ。

0605_2_ritual《契約の暴走》 (儀式魔法)
効果:儀式モンスターの降臨に使用する事ができる。フィールドか手札から、儀式召喚するモンスターのレベル+4以上になるように生け贄を捧げなければならない。このカードによって儀式召喚されたモンスターにカウンターを1つ置く。このモンスターが破壊されるとき、カウンターを1つ取り除くことで破壊を無効にする。(戦闘破壊も含む。)
【feathさん(2か月ぶり2回目の受賞) 06.2 06.5】
 時たま出てくる「儀式魔法」は大抵面白い仕上がりになっていて、今回も期待を裏切らない形で儀式魔法が食い込む。
負担を課すことで恩恵を大きくする、はカード作成の定石。レベルを+4するということは大抵1枚の負担が増えることであり、それであれば破壊無効化との交換も妥当。発動できないチャンスを考えたら少し等価か怪しい。
 しかしその分全ての儀式に対応するので2種類以上の儀式に頼るデッキがあれば採用してみたいタイプのカードだといえる。
【ill. 卯双月さん】枚数を増すごとにこだわりポイントが増えていくように見受けられる卯双月さんですが今回も半端ない。特にびびらされたのは魔法陣。この手のシンボルを「斜めに立体的に」描くのってはた目から見てても凄い難しいと思います。それを的確にこなし、もちろん魔法陣のデザインも相当気合を入れて構築されています。エフェクト関連に手が抜かれてない一枚です。

佳作

0605_3_nisanka《二参加銃戦士(にさんかガンマン)》 地属性/戦士族 ☆3 1000/1200
効果:このカードが特殊召喚された時、自分の墓地に存在する「二参加銃戦士」を1体特殊召喚する。このカードが「二参加銃戦士」の効果で特殊召喚された場合、この効果は発動しない。
【い〜さん(5か月ぶり3回目の受賞) 05.7 05.10 06.5】
 最後まで審査員らが優秀賞にするかどうか迷ったカード。結局は佳作になってしまったが、限りなく優秀賞に近い佳作だということを付け加えさせていただく。
 今回の全てのカードでもっとも「サイエンス」らしく「遊戯王」らしく、また最高のネーミングセンスを持っていると言える。サイエンスらしく化学用語「二酸化マンガン」を隅に置いた上でその語呂あわせを効果に繁栄しているというハイスペックなセンス。
 Aitsuいわく、「これはバニラでも入賞だったな」とのこと。
【ill. なつめさん】個人的に見たかったからという異常なほどの越権的な振る舞いで本来イラスト化されないはずの「佳作」であるこれをオーダーし、 期待を裏切らない素晴らしい仕上がりでした!オーダーしてしまってから気づいたのですが、「銃」って絵で表現するのにとても難しいものらしいんですよね。 プロでさえモデルガンを並べた上で描写するらしいですし……そ、そんなものを押し付けてもきっちりと仕上げてくださるのは本当に職人技です。「女の子が続いているので少年にしました」と境地を開拓されています。

《マクスウェルの悪魔》 (永続魔法)
効果:フィールド上に存在するレベルが偶数のモンスターはモンスターを攻撃する事ができない。フィールド上に存在するレベルが奇数のモンスターは直接攻撃をする事ができない。
【mmさん(初受賞)】
 一見えらいファンタジーチックな言葉だが、実はれっきとした物理学用語。詳細は割愛するとして、もともとのマクスウェルの悪魔自体が2つの現象を加味するものであるので、とてもしっくりくる効果だと言える。
 ただ、欲を言えば調べすぎたか。あくまでも遊戯王、ガチガチすぎるのは上位には苦しい。この点では《二参加銃戦士》に軍配が上がってしまう。

《頭脳労働》 (カウンター罠)
効果:モンスターの攻撃宣言時のみ発動可能。その戦闘でモンスターが破壊された場合、戦闘ではなく効果によって破壊されたものとして扱う。
【ヘッドジャグラーさん(初受賞)】
 効果破壊を「頭脳」だと、戦闘破壊を「肉体」だと位置づける、体育会系思考がはかなくともなうカード。
これといった目立つ使い道が見つかるわけではないが、「リクルーター」の発動の阻止や《ベビケラザウルス》の効果起動手助けなど「渋い」役回りには持ってこい。
 発動条件としてはゆるい部類に入るカウンター罠なので《攻撃の無力化》と一緒に《冥王竜ヴァンダルギオン》の手助けにも使えそうだ。

《七式遠隔起動装置》 (通常罠)
効果:自分の手札から、通常魔法カードを一枚発動する。その魔法カードは、スペルスピード2として扱う。
【道化の者さん(初受賞)】
 通常魔法を速攻化するシステム自体は結構見慣れたものだが、サイエンスのテーマの際に持って来たのは完全な作戦勝ち。
《八式対魔法多重結界》をほうふつとさせる名前の対比・センスが「ありがち」枠でくくられるこの効果の価値を高めている。
 だが、やはり見る頻度は高い部類なのでこの位置が限度か。

《捏造された論文》 (通常罠)
効果:このカードはモンスターカード扱いとして自分のモンスターゾーンに裏側守備表示で通常召喚する事ができる。このカードが戦闘によってリバースした場合、このカードを手札に戻し、攻撃モンスターのコントロールを得る。(ダメージ計算は行わない。) 
このカードが効果によってリバースした場合、このカードを相手の手札に加える。
【織葉さん(6か月ぶり2回目の入賞) 05.8 06.5】
 赤飯推しのカード、特に斬新さの部分が評価されての入賞と相成った。ただ、少々「斬新さ」が一回りしすぎてややこしくなった、回りくどくなった感が否めず、使いたいと思わせる魅力がすぐに出ないのが減点ポイントとなってしまった。
 あとは、名前がどうしても遊戯王らしくなく、また効果と名前をこじつけている感じも匂う。色々な面で惜しい仕上がりだ。

特別賞

(めたぽ 特別賞選定棄権)
 本来はせめて私は選ぶべきなんでしょうがごめんなさい、候補がありませんでした。……というより、上位のカードに、
それ以外のカードが今回、すごく「喰われていた」んですよね。特に《ウラシマ効果》をチェックのはやいうちに拝見してしまったので、
他のカードを見る目にかなり厳しさが入ったんです。間が悪かったというか、《ウラシマ効果》が群を抜いた出来だったのが不幸だったというか……。
 第一回の最優秀賞であり、これまでの総合でも暫定トップだった《軟弱外交》を抜いたそれは、あまりにも相手が悪かったかもしれません。
皆様の更なる質のアップを期待させていただきます。《ウラシマ効果》を抜くレベルのカードを心から見たいです。

(Aitsu 特別賞選定棄権)
 《ウラシマ効果》が衝撃的すぎでした。余りにも衝撃的すぎて、他のカードをまともに見られませんでした。
今回の参加者は「今回は運が悪かった」と思って、7月のオリカ☆めいきんぐで本領発揮するといいと思います。ほんとに衝撃的でした。階段を上ったと思ったら降りていたというくらい衝撃的でした。

(赤飯 特別賞選定棄権)
 今回はめたぽさん、Aitsuさんと特別賞放棄ということでここで私が特別賞を選んで目立つぞーッ!と思っていたのですが、
やはり私にも特別賞を差し上げるべき作品が見つからなかったと言う結末に陥ってしまいました。
 私にも《ウラシマ効果》の存在は大きすぎました。良いコメントが思いつかず申し訳ありませんが、今回は棄権させて頂きます。申し訳ないです。

【講評】
 総評を簡潔に言うと「みなさん、サイエンスを調べすぎ!」でした。これは、賞賛の意味ではなく、『いきすぎ』と取ってもらって結構です。皆様、これが遊戯王だということを忘れていませんか?(笑) 確かに私が主に、そして審査の比重としてネーミングに重きはおかれています……が、あくまでも遊戯王。小難しすぎるセンテンスや単語はかなり一発切り、減点が入りました。だからこそ、選考に残った《ウラシマ効果》《二参加銃戦士》《マクスウェルの悪魔》はパンチが効いていて、それでいて「ひけらかさない」言葉を上手く選んだものだと思います。
 あと、効果面で考えると、上下差がはっきりと分かれた回でした。割合として「最終選考モノ:ボーダーライン:一次選考アウト」は、今までは「1:2:2」くらいでした……ですが、今回としては「2:0:3」。上位を選ぶのには苦しない投稿でしたが、下位を選ぶのには結構押し問答がありました。
 それにしても、何回やっても、モンスターが選ばれないオリカコンテンツだなあ(笑)

7月/テーマ:アメリカン

最優秀賞

《ネガティブ・キャンペーン》 (永続罠)
効果:お互いのプレイヤーは1000ポイント以上のダメージを受ける度にデッキからカードを1枚ドローする。
【兎双月さん(2か月ぶり2回目の入賞) 06.4 06.7】
 どうにも少年エースのキャンペーンが先立って思い起こされるが、実際はアメリカで生み出された選挙用語、その実は「対立候補をおとしめることにより相対的に自分を優位にする」というもの。相手に攻撃されるということを相手の評価を落とすと置き換えて、上手く優位を表現している。有効活用の際にはデッキのモンスターのまるごとの変革が必要であり、
このような新しい形のデッキを模索されるカードは高評価を浴びやすいのだ。
 一番の勝因は、名前が物凄くかぶりやすいテーマ「アメリカン」において、他の人に全く被らせずに貫いたところにあるかもしれない。

優秀賞

0607_2_judge《魔界の陪審員》 光属性/悪魔族 ☆4 1000/1500
効果:自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送り発動。自分の墓地に存在する「魔界の陪審員」の枚数以下のスペルスピードを持つカードの発動を無効にして破壊する。このカードの効果は相手ターンにも使用できる。
【織葉さん(2か月連続3回目の入賞) 05.8 06.5 06.7】
 「入賞確定」→「Aitsu特別賞内々定」→「優秀賞」とすったもんだの末この位置に決まったという審査員泣かせの1枚。たった1つ問題だったのはバランス、ちょっと強すぎたのだ。1枚目から魔法をカウンターし、2枚目からは完全に《神の宣告》を凌駕していく。しかし、ギミック自体はとても斬新であったので、バランスブレイカーなのを考慮しても特別賞行きは決まった。落とした後の優秀賞に来るべきカードを考えたときに……。最優秀賞も十分可能だった逸材。
【ill. 五十嵐さん】五十嵐さんへのデュエルモンスターズ愛にあふれるにやりとするマニアックネタ満載の仕上がりです。 3枚あれば無敵のカウンター艦隊となるサマから3人を起用し、カウンターの王者《神の宣告》の神様を上に起用。 さらに三人の少女が抱えるモンスターに《魔界植物》(赤いの)、《魔界のイバラ》(青いの)、《闇魔界の竜騎士 ダークソード》(剣) というエッセンスが自然に注入されています。あまりにも自然な配合ぶりに感嘆を隠し切れません。

0607_2_ninja《派手な国旗忍者》 –属性/戦士族 ☆6 2100/1600 【融合】
「青い忍者」+「赤い忍者」+「白い忍者」
効果:1ターンに一度だけ、以下の効果から1つを選択し発動することができる。
●星の数の合計が50になるように自分の墓地からモンスターカードをゲームから除外する。相手フィールド上の裏側表示カードを全て破壊する。
●自分墓地の魔法・罠カードを13枚ゲームから除外する。自分はデッキからカードを3枚ドローする。
【姫さん(初受賞)】
 融合素材だけで最優秀賞いっちゃおうかとめたぽが押せ押せで迫ったものの、二人から冷静になれととがめられ……最終的に《ネガティブ・キャンペーン》との二択で敗れ去ってしまった。とにもかくにも融合素材が秀逸すぎる。上手く素材を見つけ出し、アメリカの国旗に絡めただけでデザイン賞を挙げたいくらいだ。そのせいで効果がどうしても後付けに見えてくるという思わぬダメージもあったくらいだ。
 あとは、属性を忘れないで!
(属性が抜けていたのに優秀賞になるのは本当に特例です。デザインが良質であったからこそなせるものであるので、今後こういう措置には期待しないでください)
【ill. ギカラシさん】なんたる本物カード系タッチ。これは間違いなくプロ……な感じで、投稿を見たときびっくりしたのですが、 名前から通じる彩色のセンス、服飾のチョイス、ポージング、バックの表現方法。どれをとっても本物のカードゲームのそれです。 ギカラシさんは原画担当すればいいと思います。

佳作

《先撃ち防衛ミサイル》 (通常魔法)
効果:自分のデッキからカードを1枚選び、裏向きで除外する。相手がこのカードの効果で除外したカードと同名のカードを魔法・罠発動または召喚・反転召喚・特殊召喚したとき、除外したカードを表にして、相手の同名カードを無効にして破壊する。その後、表にしたカードを手札に加える。
【WAKAさん(初受賞)】
 即効性はないのだが、別段狙いにくいものでもなくそして強力で有ること、そして例によって斬新性が評価されての入賞だ。
ただ、一つ問題になったのが既存のルールで対応しきれるかどうかだ。このカードは場に残らない通常魔法でありながら効果が継続する。チェーンの際のルール等細かいルールを考えたときに少し考えにくいものがあるのだ。
 《タイムカプセル》のように場に残る一文を入れたほうが適切だったかも?

0607_3_axe《神の投斧(トマホーク)》 (永続魔法)
効果:相手フィールド上のカード1枚を選択して発動する。発動した次のターンの自分スタンバイフェイズにこのカードを墓地に送り、選択したカードを破壊する。このカードの発動と効果は無効化されない。選択したカードが存在しなくなった時、このカードを破壊する。
【モリさん(初受賞)】
 既存のカードをなぞらえたうえでメリットとデメリットを足していきバランスをまとめる、というタイプの中ではこのカードの品質はかなり上級だった。
 効果はいわゆる《サンダー・ブレイク》であり、そこに手札を捨てないでいいメリットと《ポルターガイスト》的ギミックを付け足す。しかしそれだけじゃ明らかに強力すぎるので即効果が出ない、という遅効性を足してのバランス調整。除去効果としての強力さをトマホークという大雑把ウエポンになぞらえるのもらしくて素敵なカードだ。
【ill. 天龍さん】これまた《奔竜》にも通ずるワイルドなタッチと表現力、水彩的にすら感じる色の表現に驚きを隠せません。こんなに原色を使っているのに「斧」の部分がわかりやすく、引き立っているっていうのはどういう流れで作れば成功するのか……!

0607_3_senjyu《先住民》 地属性/戦士族 ☆4 1800/2000
効果:このカードの召喚成功時、このカードの攻撃力と守備力を半分にすることで、このカードは「先住民」の効果で破壊されない。このカード以外の戦士族モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された場合、このカードを破壊する。
【い〜さん(2か月連続4回目の受賞) 05.7 05.10 06.5 06.7】
 これも非常に惜しかったカード。もう少しの調整がなされていたら優秀賞へ押し上げることもいとわなかった。ただ、このカードは少し弱すぎたのだ。
 効果自体は新しくてそこが大きく加点になったが、言い切ってしまうとこのモンスターに守る価値はあんまりない。
所詮1800だから、というのが辛かった。面白いデメリットがついているだけに、ステータスはもう少し上にはっちゃけて欲しかったなあというのが審査員3人の総意だ。
 ただし、効果のすばらしさに敬意を評しここに入賞させていただいた。
【ill. 卯双月さん】ファンシー・コメディ・キュート・デフォルメと、武器をぶんぶん振りまわしていた卯双月さんが「マッチョ」も。ほんとその「幅」がすげえ!
 「イメージとしては、効果を使用しない仕様です。侵略を受け入れずに戦って死ぬ方を選択する…みたいな。歯向かったら滅亡なんて、シュールな効果がぐっときました。」というコメントを頂きましたが、確かにその通り。潔く散る様を「立ちはだかる」感じで上手く表現されていると思います。装飾についてはなんと言えども「まさに先住民」なチョイスだよなあ、と。民俗学に詳しくないので引用元とかを語れないのがもどかしいですが、イメージが先行する一枚です。

《グランドキャニオン》 (フィールド魔法)
効果:このカードは魔法、罠、モンスターの効果によって破壊されない。
「グランドキャニオン」以外のフィールド魔法がフィールド上に出た時、手札を1枚捨てることでそのフィールド魔法の発動と効果を無効にし、破壊することができる。
【李穏さん(初受賞)】
 広大なグランドキャニオンを表現したカードとして、この効果は非常に楽しげで面白かった。
決して侵食されない土地であることを考えて、フィールド魔法でありながらフィールド魔法の発動を無効化する視点に「その手があったか」と感心しきり。
 現在であればせいぜい墓守相手くらいでしかその効力を発揮できないといえど、これから強力なフィールド魔法を使うデッキが生まれるたびに、このカードが頭をよぎるんじゃないかなあ。

特別賞

《ハンバーガー》 光属性/天使族 ☆1 0/0
フレーバー:このカードは食べられません。

《コーラ》 水属性/水族 ☆1 0/0
フレーバー:このカードは飲めません。

《ハッピーセット》 光属性/天使族 ☆10 0/0 【融合】
「ハンバーガー」+「コーラ」
【sagaさん(初受賞)】
 完全に特別賞一本に絞って、投稿権3枚をまるまる注ぎ込んできた勇気ある3枚。一言で言えば、やられました。
なんかもう、どこから突っ込めばいいかわからない。何をもってハンバーガーを天使と解釈したのかというsagaさんの精神状態、「わかってる」フレーバー、ハッピーセットのステータス。その他もろもろ全てを見てみると、ありとあらゆる点がシュールできます。
 一発ネタにも程がありますので今後こういう形での特別賞入賞作はないかと思います。ただ、勇気がありすぎてすばらしいです。(めたぽ)

《新大陸発見》 (通常魔法)
効果:カード名を1つ指名する。相手フィールド上にセットされているカードをすべて確認し、その中に宣言したカードが存在する場合、存在した枚数分ドローする。
【BSCさん(初受賞)】
 大変面白い効果だと思い、めたぽさん、あいつさんにどうでしょうか?と、挙げようと思ったのですが、伏せを全部確認するノーコストというのは強すぎるのではないか、と思い、特別賞にさせて頂きました。
 今回は「アメリカン」とテーマが難しすぎたのか、200人を超える作品の中から発掘できた良作の数が大変少なかったのが残念でした。
また、9月のメイキングに期待しております。(赤飯)

(Aitsu 特別賞選定棄権)
 すいません、今回はまじで無理でした。ほんとすいませんでした。陪審員を個人的には特別賞にしたかったんですが、他に本賞に入るカードが無かったので本賞にいってしまいました。こんなテーマ考えためたぽっちが全ていけないんです。
 申し訳ありませんでした。(Aitsu)

【講評】
 まずは総合的に評価をすると、今回はあまりにも「かぶりまくり」でした。名前、ここの設定で今回はあまりにも多くの概念が2人ないしは3人以上被っています。例を挙げると「ウォール街」「ブラックマンデー」「人種のるつぼ(サラダボウル)」「ウエスタン」「ミッキーマウス」「トゥーン」「アメリカン・ドリーム(金持ち)」「レーザービーム(イチロー)」「独立宣言」「銃社会」「アメリカン・ジョーク」「自由の女神」など、など。これらの名前が多すぎました。この領域に入ってるカードはよっぽど効果で革命を起こさない限り、入賞は厳しかったとお思い下さい。
 名前で一馬身離して来たのは最優秀賞の《ネガティブ・キャンペーン》、そして入賞はしなかったですが《アタリショック》の2枚くらいだったかもしれません。
 よっぽど人がもってないような深い知識がないかぎり、安易な知識で名前を設定するのは危険かもしれません。かぶればもうその時点で、限りなくアウトに近くなってしまいますからね。
 もちろん、「アメリカン」が難しかったことは常々了承してます。ごめんなさい。もう一度「カントリー」テーマを挟み、
その様子を見てからこの後のテーマに一旦「フリー」を挟むか考えさせていただきます。
 「アジアン」「ヨーロピアン」はまず確実にやるであろうテーマなので、準備してくださいね。

8月/テーマ:アジアン

最優秀賞 選定機権

 この度は申し訳ありません。最優秀賞に選定するカードを選ぶことが出来ませんでした。第一回の《軟弱外交》に迫るものを見せ付けて欲しいという意味で設定した「アジアン」が想像以上に難解なお題であったようで、明らかな参加者の減少……それに伴う優秀なカードの少なさから、この度は選定を棄権させていただきました。
 Aitsuから指摘を受けましたが、「アジアンは広範すぎて逆に選択肢を狭める」「ジャパニーズと少なからず被るため困惑を与える」ということ、「そもそもアジアンというテーマがどうなんだ」とも言われました。これが問題だったでしょう。
 次回からはもう少しオリカ『らしい』テーマを選べるように気をつけます。

優秀賞

《貧富の差》 (フィールド魔法)
効果:☆4以下の表側通常モンスターの攻撃力・守備力は半分になる。☆5以上の表側通常モンスターの攻撃力・守備力は倍になる。
【ヘッドジャグラーさん(2か月ぶり2回目の受賞) 06.5 06.8】
 《軽量化》系上級補完カードであり、大味さが見受けられるがデッキのバランスを大きくゆがめなければ採用できないことと、大味なのは《団結の力》なのも一緒であり、それならバランス面ではそういかれた仕上がりではない=使う魅力があるカード、として押さえられて入賞した。単純にロック系カードのダメージ緩和手段として使う手段もあり、さまざまな構築魂を刺激しそうな「簡単かつ深い」カードとしての模範作だ。

《神風の吹く海》 (フィールド魔法)
効果:相手モンスターの攻撃宣言時に手札から風属性モンスターを1枚墓地に捨てる。その攻撃モンスター1体を持ち主の手札に戻す。この効果は相手プレイヤーも使用する事ができる。全ての魚・海竜・雷・水族モンスターの攻撃力と守備力は、200ポイントアップする。機械・炎族モンスターの攻撃力と守備力は、200ポイントダウンする。
【WAKAさん(2か月連続2回目の受賞) 06.7 06.8】
 非常に美しいデザインであり、最優秀賞も考えられたのだが……Aitsu・赤飯が同一見解で迫ってきたのでこの位置に。
それが「《海》効果をつけてしまったがためにまとわりついてしまった効果のくどさ」だった。WAKAさんの考えることもとてもわかる。「神風の吹く」という流れで来たらその後に続く言葉なんて相当限られてしまうし、「海」をくっつけたのは言葉としてとても美しい選択だ。
ただ、やっぱり効果として《海》がくっつくとくどさが生じてしまった。4文目以降がなければ最優秀賞を狙えた惜しい作品。

佳作

0608_3_tiger《屏風の虎》 地属性/獣族 ☆4 2600/1200
効果:このカードは攻撃できない(この効果は無効にならない)。
【南瓜さん(初受賞)】
 この作品はおそらく名前を隠されて(効果だけを見せられて)、「名前をつけてみて」となると……相当の人がピンときそうなシンプルかつ気持ちいい仕上がり。このしっくり感は相当前の《毒林檎》以来とも言えるほどだ。括弧付け部が秀逸でこれで相当の巧みを絞りつつ、屏風感をこれでもかと演出している。
 モンスターはえてして長く効果がなりがちなために、その隙を突いたこのカードに賞賛だ。
【ill. SKさん】正直驚いたなんていう次元を超えました。 オリカスタッフ様のイラストのメールを開封するときにはいつでもわくわくなのですが、そのわくわくが開封の瞬間身震いになりました。 気持ちの中で賞賛が崇拝に変わった瞬間ですよ、マジで。私みたいな素人でもわかります……この虎! 虎の描き込みが半端無い!  毛の一本一本まで事細かに描写されたそれはもう……質感をかもし出しまくりです。
 SKさんからのコメントとして「後ろの兵士にこだわった」とあるのですが、なんかもう私としては「全部がこだわりだろ」と言うしかないです。 屏風部分の錦絵調も素晴らしい仕上がりで、もう……このまま売り出しましょう!(笑)

《背水の陣》 (永続魔法)
効果:自分フィールド上の全モンスターの攻撃力を1500ポイントアップし、守備力を0にする。自分のエンドフェイズ時に自分フィールド上の全モンスターを守備表示にする。
【天罰さん(初受賞)】
 名前としては競争率が高かった《背水の陣》だが、そこをカバーしてでも優秀だったのがこれ。相当なパワーアップをもたらすが、まさに「捨て身」となるカード……《スケープ・ゴート》等楽しいシナジーも多数あるが、守備力は0になるためそれ相応の対策を練られるとダメージも相当でかい。ただし、守備表示の強制は場合によってはメリットに化けるので使い手の腕に左右されそうな面白いカードだといえる。

《大聖歓喜天(ガーナパティ)》 光属性/獣戦士族 ☆10 2700/2250 【融合】
「ガーネシア・エレファンティス」+「ラージマウス」
効果:このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。上記のカードで融合召喚を行った場合、このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。このカードが墓地に送られた時、ライフを半分失う。
【田中トマトさん(初受賞)】
 ガナパティはヒンドゥー教における神でありガネーシャとも呼ばれる。そう、《ガーネシア・エレファンティス》の元ネタだ。実際に存在しそうなほど当て字が美しく、融合素材もあるあると納得できるほど。
 もちろんそれだけでなく、正規素材でないと真価を発揮できないという以外にも前例がない効果、もちろん代替素材も使えるがそれ相応の戦力低下になってしまう。使う使わないはともかく、かなり見栄えに期待でき実現化してほしいカードである。

特別賞

《阿布羅磨逗陀(アフラマズダ)》 地属性/雷族 ☆12 8000/8000 【融合】
「阿修羅」+「朱雀」+「創世神」
効果:このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できず、融合素材モンスターは上記のカードでなければならない。
【アビスゲートさん(4か月ぶり2回目の受賞) 06.2 06.8】
 こっちも宗教神、ゾロアスター神の最高神です。大体想像がついているかもしれないが「ガーナパティ」を推したのも私です。融合素材が入賞するには効果うんぬんより融合素材に注目し、そこから「この組み合わせは綺麗だなあ」と感じています。《阿修羅》、《創生神》……そして《朱雀》!(笑) 
 普通こんなちんけな融合モンスターに考えが及びませんよ! 斜め読みの召喚もできず、融合に非常に手間がかかるので8000も納得だけれども、さすがに同じ領域から2枚を射れ込むわけにもいかなかったので、こちらを優秀賞にさせていただきました。(めたぽ)

《嶺上開花》 (通常魔法)
効果:ドローフェイズにこのカードをドローする事で自分のデッキ枚数が0枚になった場合、このカードを相手に見せる事で自分はデュエルに勝利する。
【リバーさん(6か月ぶり2回目の受賞) 05.11 06.8】
 よくよく考えてみれば、最後のツモ牌で上がる役は「ハイテイツモ」でした。私の麻雀知識が至らなかったために、うっかり特別賞に入れてしまいました。が、麻雀関係で一番目を引くカードだったので、やっぱり特別賞に入れてよかったと思います。(Aitsu)

0608_4_kamase《かませ犬》 地属性/獣族 ☆2 500/400
効果:このカードは相手フィールド上に召喚できる。このカードと戦闘を行ったモンスターの攻撃力は戦闘終了後、1000ポイントアップする。
【Gankiさん(初受賞)】
 まず何故アジアン⇒「かませ犬」なのか、ですが、これは今世間で騒がれている某ボクサーのかませ犬がタイなどの東南アジアのほうから連れて来られているからでしょう。この一連のボクサーの騒動に大変興味を持っております私にとってこれはツボにきて、かつ効果もかませ犬という名前にぴったりで、面白い効果でしたので、特別賞入りさせて頂きます。(赤飯)
【ill. 卯双月さん】ここにきてこういうタッチ! その受け皿に感嘆せざるをえません。絵を作るまでの「発想」は、某選手ファンを敵に回す可能性があるため割愛するとして(笑)、「試合を見たままの感想が絵になった」とのこと。タッチとしては遊戯王の一方向性にある「コメディタッチの獣」。有りだと思います!

【講評】
 冒頭にも挙げましたが、今回は難しすぎました。正直冒頭のコメントに全てが集約されるのですが、お題は目的ありきで軽々しく決めてはいけないなあと実感しました。ジャパニーズとの相違で困惑した方は絶対いるでしょうし、「ジャパニーズ」「アメリカン」が回ったならこれもいけるだろうという決断は甘かったです。すいません。
 代わりといってはなんですが、次回・次々回のテーマは「フリー」で一回ゆるめたいと思います。今まで拘束が強かったために、一旦「本気」になってください。……といっても、この時期独特のリアルカード環境整備のために2ヶ月のお休みを頂きますが(笑)
 次回も、皆様の参加を楽しみにしております。

11月/テーマ:フリー

最優秀賞

0611_1_fukuro《異次元の袋小路》 (永続魔法)
効果:除外されるカードは裏向きに除外される。
【牙さん(初受賞)】
 めたぽと赤飯が最初は難色を示したものの、Aitsuのとてもわかりやすい提案によって一気に評価が一転した。
このテキストから、この肉抜きはシンプルながらしっかりとしたルールを固めている。《タイムカプセル》で除外されたカードが裏向きであり、《タイムカプセル》自体が破壊された時に回収できない事例の場合、その裏向き除外カードは効果を発揮しない。ということは、既存ルールとして「裏向きの除外カードは効果を発動しない」ルールが固まっているのだ。『除外されたカードは効果を発動しない』というエラッタが出そうなテキストでなく、表現をこちらに走らせた点が素晴らしい一枚だった。
 また、その裏向きにより公開情報が隠される点も地味に見逃せないポイントだろう。
【ill. 薫さん】これはなんというかダークな一枚で、 色々もやもやと妄想が膨らまざるをえない一枚……!!  「異次元」系カードにお似合いな《異次元の女戦士》を起用し、そこから先はセンスの範疇であり、よりにもよって《戦士ダイ・グレファー》(笑) そこそこ長く遊んでいるユーザーならダイフレさんの評価の程は身に染みているでしょう。 何故か、ユーザーによって「エロいおじさん」認識がされ、いつの間にか公式もその流れにのっちゃったりしているといういわくつき。

優秀賞

0611_2_choice《卑屈な選択》 (永続罠)
効果:相手モンスターが攻撃したとき、自分フィールド上のモンスター一体を生け贄に捧げることで、そのモンスターの攻撃を無効にすることができる。
【ブラパンさん(初受賞)】
 基本的には戦闘で行われる破壊、及び《卑屈な選択》による破壊はとんとんであるのでお得感が感じられないが、攻撃そらしや、弱小効果モンスターのカバーなどの役割はおおよそ《シフトチェンジ》。《シフトチェンジ》系は永続系で、これくらいでないとおそらく使われることは無いだろうなあ……と思わせるソツのない一枚だ。
【ill. ふるめたさん】「エフェクトに改良を施してるので違和感があるかも」とふるめたさんに釘を刺されたのですが、 絵に関して何も知識のない私にとっては違和感は感じないですね。絵に関して強い方、どうでしょうか?
 よくよくこういったスーサイド系効果の際に使用される《切り込み隊長》がオリカにも乱入してきました。 ふるめたさん自身では「《我が身を盾に》をイメージした」とのことで、そうなると『《我が身を盾に》したことは《卑屈な選択》だった』という 切ない気持ちが膨らんでなりません。

0611_2_daruma《ダルマ落とし》 (速攻魔法)
効果:このカードの発動時に積まれているチェーンは、チェーン1のカードから順に処理される。
【R.Tさん(8か月ぶり2回目の入賞) 05.10 06.11】
 主に対象を取るタイプの罠カードにのっけてみると面白い現象になりそうな一枚として高評価を獲得した。《強欲な壺》→ 《精霊の鏡》にダルマ落とし! という風に、罠を不発にできた時に物凄い優越感が得られそうだ。決して使いやすいとは評価できないが、実在する効果の派生ではないので色々考えさせられるカードだ。
 ただし、実際使うタイミングは難しそう。……あるのかなあ?
【ill. 五十嵐さん】まず一つ報告から言いますと……これまでオーダーから完成までの最短記録は《創生神話》の8日だったのですが、この《ダルマ落とし》。 なんと2日です!(笑) 以前から五十嵐さんは「めいきんぐ」を愛でてくださってて、サイトで小さな特集も組んでくださっています。 即日でこのカードのイメージは浮かばれたそうです。五十嵐さんのイラストはどこかミステリアス&シュール(可愛いタッチのはずなのに、 第六感をぶるっと揺さぶる……《災害保険》が最たる例です)でした。この度は思いっきりキュートに走ってくださって、 新しい境地を見られた気がします。

佳作

《囚人のジレンマ》 (通常魔法)
効果:お互いのプレイヤーはデッキからカードを一枚選択し、相手に公開する。公開したカードの種類によって以下の効果を得る。
●お互いにモンスターカードだった場合:そのカードをそれぞれゲームから除外する。
●一方のみがモンスターカードだった場合:そのモンスターを持ち主のフィールドに特殊召喚する。
選択したモンスターが特殊召喚できなかった場合、そのカードを持ち主の手札に加える。モンスターでないカードは除外する。
●お互いにモンスターカードでなかった場合:そのカードをそれぞれ持ち主の手札に加える。
【カイン=ラーカオスさん(5か月ぶり2回目の入賞) 06.2 06.11】
 元ネタがちょっぴり学術分野に食い込んでいて、その元ネタは割愛するが、それを見事に体現した効果のおかげで駆け引き性が強い面白い効果になっている。しかし、問題だったのが審査の段階で《異次元の偵察機》《ネクロフェイス》との悪用が挙げられてしまったことだ。絡めてしまうと一方的に速攻+アドバンテージを取ってしまうのは問題になってしまう。調整の段階でそこに及ばなかったのが非常にもったいない一枚。
 しかし、「駆け引き性」「視点」「元ネタの活かし」という点で佳作にさせて頂いた。限りなく上に近い一枚!

《深淵の狙撃手(アビス・スナイパー)》 闇属性/悪魔族 ☆3 1400/500
効果:このカードは1ターンに1度だけ、使用していない隣のモンスターカードゾーンに移動する事ができる。
このカードの正面に相手のモンスター・魔法・罠カードが存在しない場合、このカードは相手プレイヤーを直接攻撃できる。
【タイダさん(初受賞)】
 見事なバランスによって仕上がっている一枚で、優秀賞2枚+このカードで2枠の座を争った末、多数決で佳作に落ち着いた……このカードも「限りなく優秀賞に近い佳作」だ。めたぽと赤飯が「仕上がりとしては良作だが、既存カードの枠を出ていない(加筆:出ていないどころじゃない)」という点に難色を示したからだ。あまりにもケチがつけられない仕上がりのためにコメントも薄いがそこは勘弁。
(※《エーリアン・ベーダー》の存在を完全に失念していました! 今後このようなことが無いように気をつけます!)

0611_3_spellcast《詠唱失敗》 (カウンター罠)
効果:相手の魔法カード発動時に手札を2枚捨てて発動することができる。相手が発動した魔法カードの効果を、魔法カードの種類に応じて、以下の効果に変更する。
●通常魔法:「自分フィールド上の魔法・罠カードを1枚選択して破壊する」
●速攻・儀式魔法: 「自分フィールド上のモンスターを1体選択して破壊する」
●永続・フィールド魔法:「このカードがフィールド上に存在する限り、このカードのコントローラーは、コントローラーのスタンバイフェイズ毎に300ポイントのダメージを受ける」
●装備魔法:「装備モンスターは攻撃宣言と表示形式変更ができない」
【タイダさん(初受賞)】
 そして、審査の段階では全く気づかなかったのだが、この度はタイダさんのカードが2枚入賞していたという初の快挙。
ルールとして「入賞は一人一枚」とは無かったし、こういったこともある……ということで参加者様に夢を提供してみようとか思ったり?
 バランスは非常に良いのだけれども、テキストが長くなってしまうこととAitsuから『テキストに《N・グロー・モス》のにおいを感じる』という指摘(?)を受けた。とにかく、これは結構な快挙。今後『2度目』はあるのだろうか……?
【ill. J.Eさん】個人的な思いのなかには《詠唱失敗》という効果から、臓器が弾けとび、肢体が爆発し……といういわゆる 「リバウンド」なイメージがあったのですが、やっぱり一人ひとり考えることは違うようですね。 このイメージの落差は思わず笑いました。こういう解釈かー、と。ピケルのたらーっとした汗、クランのジト目、落ちる金たらい、哀愁漂う背景色。 一度見たら忘れられないくらいのシュールさを含んでいる一枚です。

《八切りルール》 (カウンター罠)
効果:手札のレベル8のモンスターを一枚捨てる。チェーンブロックに置かれたカードの効果を全て無効にし、チェーンを終了させる。相手はこのカードの発動と効果を無効に出来ない。
【名無しAさん(初受賞)】
 大富豪を基盤に置いて組み立てたことが感じるイメージ系の代表。名前・効果・バランスと全てが良質な仕上がりで、デッキにも工夫を要するため「使わせたい」という魅力は十分だ。
 そんなカードが何故佳作であるか、と言われれば「最・優秀」がさらに魅力的であったから……という単純な理由になる。仕上がりとしては十分すぎる一枚だが、競争力が高いフリーだからこその贅沢な佳作だ。月によれば、テーマによればさらに上位を狙えたかも?

0611_3_muteki《絶対無敵将軍》 地属性/戦士族 ☆6 2400/1400
効果:このカードの生け贄召喚に成功したときフェイズを1つ宣言する。このカードは宣言したフェイズ中、魔法・罠・モンスターの効果を受けず破壊されない。
【アーマーさん(初受賞)】
 おそらく宣言するのは「メインフェイズ1」「バトルフェイズ」「メインフェイズ2」になる。言い換えれば「除去魔法を避けたいか」「攻撃トリガー罠」を避けたいか、という二択。相手の状況を読みきればすごい強力な一枚であり、しかし失敗すればそこらの《女帝カマキリ》と変わらない。デッキをまるまる変革することによりさらに活かせることは大きな加点だし、安易なフィニッシャーとしないために「生贄召喚時」に絞ったのもニクい。
【ill. 天龍さん】この度も素晴らしい表現。天龍さんが毎度毎度持ち味にしている「躍動感」とが 十二分に振り回されている素敵なイラストです。効果の「効果を無効にする」を反射に置き換え、題材を無視せず取り込んでくださる出来には簡単しきりです。パック発売日周辺に流れる、CGコマーシャルの一場面で使われててもおかしくないくらいの素晴らしいイラストでした。

特別賞

0611_4_minidevil《小さな悪魔》 闇属性/悪魔族 ☆6 2400/1600 【儀式】
効果:自分または相手の「儀式の失敗」により降臨。手札にあるこのカードを公開することで発動する。発動する儀式魔法カードを「儀式の失敗」(効果:「小さな悪魔」の降臨に必要。)に変更する。
【Flowさん(初受賞)】
 言いたいことは凄くわかるんです! 相手の儀式魔法をパクって召喚するという風景や、最悪普通に儀式召喚できることも!
 ただ、あまりにも既存枠の効果でないためにテキストに不備というより穴……齟齬があるんだと思います。《儀式の失敗》の効果部分にはレベルについての補足がいるのでは……?とか、もうちょっと別の表現があったのではないか……?とか思いました。ただ、視点は見事で見逃すのには惜しい一枚でした。(めたぽ)
【ill. しらさん】その塗りはこれまで見たことの無いような陰影の表現。お絵描き板での拝見からそりゃもうびっくりしていた表現でした。 しらさんはオリカ絵作成時には脳内ストーリーを作って描き遂げるらしく、端的に表現すると「《エンド・オブ・ザ・ワールド》により終焉を迎えそうになった世界が 《儀式の失敗》で一命を取り留めた」とのことだそうです。
 縮小前は3000*3000で描かれていたとのことで、それを400*400でカード化するのはなんとも贅沢なことです。 ちなみに、左下のカードは《高等儀式術》となっています。

0611_4_pig《トリュフを狩る豚》 光属性/獣族 ☆4 1000/1900
効果:自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードをゲームから除外する。このカードがこの効果で除外された場合、お互いのメインフェイズ開始時にコイントスで裏表を当てる。当たった場合、ゲームから除外されたこのカードと「トリュフトークン」(植 物族・光・星1・攻/守0)を1体特殊召喚する。「トリュフトークン」が戦闘によって破壊された時、相手は1400ライフポイント回復する。このカードが 戦闘によって破壊された時、相手は200ライフポイント回復する。
【sagaさん(2か月ぶり2回目の入賞) 06.7 06.11】
 「おとなもこどももおねーさんも。」 私が生まれて初めてプレイしたRPGです。最初にやったのがこれというのも中々珍しいと思うのですが、とにかく衝撃でした。生まれて初めての衝撃。世界観。良く分からない台詞。このゲームが無かったら今の自分は無かったと言えるくらいのへんてこなゲームでした。
 ところでそのゲームに「ぶたのはな」というアイテムがあったので、名前だけ見て即刻特別賞枠へ。ごめんね!(Aitsu)
【ill. 卯双月さん】なにこれめっちゃ可愛い!な一枚。「かませ犬」や「強欲なルツボ」でほんわかサイドの表現は既に腕を奮ってらしたのですが、その方向性を突き詰めた動物表現。
 この「ふんすふんす」している感じ。是非とも我が家に一匹ほしいくらい!

《勘ピューター》 光属性/機械族 ☆4 100/1800
効果:お互いのプレイヤーが魔法・罠・モンスターの効果を発動するとき、そのカードのコントローラーはコインの裏表を当てる。外れた場合、そのカードの効果を無効にし破壊する。「勘ピューター」の効果には、この効果は適用されない。
【たー君さん(初受賞)】
 ネーミング、効果共に個人的に面白いと感じたので、特別賞入りさせて頂きます。ただ、効果がお互いと言えど、二分の一の確率で無効にし破壊すると言う効果は若干強いようにも思われますので、維持コストを設けるなどの工夫をさらに加えることで、より一層引き立つ作品ではないかと考えました。(赤飯)

【講評】
 さすがにフリーだとレベルが上にくるなあと思いました。実は佳作候補は6枚あり、一枚が審査の末削れています。その具体名は伏せさせていただきますが、賞賛に値するレベルのカードがそれだけいっぱいあったことは、開催サイドとしてはとても嬉しいところでした。
 なんとなく流れとして「フリー」が半年に一回ペースになっているので、また様子を伺いつつテーマ編に移行したいと思います。次回は【ボードゲーム】の設定です。この度の入賞作で表すならば何が該当するか考えてみてください……《八切りルール》と、《囚人のジレンマ》も実はそうです。前者はともかく、後者に考えを至らせるためには結構「この解釈は無理矢理すぎるんじゃね?」という冒険心も必要になると思います。えてしてそういう冒険は結構正解するものなので、私達の元ネタ解釈とネタに対する教養を信じてマイナーネタを投入するのも一興かと思います。
 カードゲーム(トランプ・花札)や、卓上ゲーム(囲碁・将棋・麻雀)などネタとしては広範な部類だと思いますし、トランプや麻雀にいたってはルールに掘り下げるとさらに可能性が広がりそうです。皆様が、それらをどう解釈するか、楽しみにしております!

12月/テーマ:テーブルゲーム・ボードゲーム

最優秀賞

0612_1_whiteface《相反のホワイトフェイス》 光属性/天使族 ☆4 1800/1800
効果:「相反のホワイトフェイス」が戦闘で破壊されたとき、このカードを「相反のブラックフェイス」(悪魔族・闇・星4・攻/守1800)として特殊召喚する。「相反のブラックフェイス」がカードの効果によって破壊されたとき、このカードを「相反のホワイトフェイス」として特殊召喚する。
【織葉さん(3か月ぶり4回目の入賞) 05.8 06.5 06.7 06.12】
 優秀賞2枚を棄権した今回の選定の中で、それでも最優秀賞にはこれだろうと満場一致したカードがこれ、それほどまでに今回のコンテストの中では一つ飛びぬけた結果を残した出来だ。戦闘で破壊、というのはコンボの組み甲斐が抜群だし、効果によっての破壊もプレイヤーを選ばないので、全体除去に巻き込ませるプレイング等も使える。プレイングをしっかりとすれば相当場もちのいいカードであるし、単体としてみても壊れず強いというお手本な仕上がり。テーマも十分に利用されており、オセロ・囲碁・チェスなどで競争率の高い「白黒」分野の中では文句なしだった。
 あと、実は12回もやってきて「モンスターが最優秀賞」なのは初の快挙!
【ill. 天龍さん】このナリで天使族と断言する気質に《豊穣のアルテミス》らを思い出し笑いが隠せないです。 そういった面では天使族の固定観念が潰されたEOJは大革新だったのかもしれないですね。黒と白に化けるエフェクトを上手く繋ぎ合わせた中心部分に物凄い細やかな表現が結集していて、 その毛ざわりというかもさもさ感に憧れます。

優秀賞 選定棄権

 優秀賞枠は2枚ありますが、今回はその枠をまるごと選定棄権とさせていただきます。今回はそもそも、残念ながら最終選考レベルのカードが少なかったことと、その残ったカードの中では一馬身離す様なカードがなかったことです。残ったカードらで順番をつけるのが難しかったため、今回はそれらを全て佳作とすることで落ち着きました。
 候補自体が少なかったわけは講評で述べたいと思います。

佳作

《5倍買い》 (通常魔法)
効果:相手フィールド上の表側表示モンスター1体を選択する。選択したカードのコントロールを得て、その守備力分の5倍の数値だけライフポイントを失う。
【BSCさん(3か月ぶり2回目の入賞) 06.7 06.12】
 除去魔法はバランスに相当苦心するのは経験談……しかし、その領域に果敢に挑戦して、見事テーマらしい仕上がりにした腕は見事だ。普通にする限り物凄く使いにくいレベルなのだが、環境の「尖ったステータス」を風刺している感じすら思え、これですら安いんじゃないかとすら感じる。だが、やっぱり5倍は苦しいかな……テーマによるネタ元の『あれ』のせいで仕方がないとは言えど、「合意の下の”4倍買い”」も手としては考えられた、かもしれない。

《貧乏神》 光属性/天使族 ☆2 100/100
効果:このカードが相手プレイヤーへの直接攻撃に成功した場合、バトルフェイズ終了時にこのカードのコントロールはそのプレイヤーに移る。このカードのコントローラーは、自分のターンのエンドフェイズに手札をランダムに1枚墓地に送る。
【夏草さん(初受賞)】
 ネタのソースは言わずとしれた日本全国トラベルすごろくだが、最大限に、忠実に「それ」を再現しつつ、使えるレベルに効果を昇華したのは凄いと感心。特徴である「なすりつけ」と「邪魔」要素を含み、遊戯王面から見ても《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》とかを貼るデッキに相性のいい仕上がりとなっている。実は桃鉄は意外と競争率が低かったのは、作りにくかったのか、盲点だったのか?
(注:「元ネタがあるカードは残りにくいよ」、という注釈をテーマありな時にも忠実に取ってしまった方がもしかしたら多いのかもしれないですね)

0612_3_ocelot《モノクローム・オセロット》 地属性/獣族 ☆4 1600/800
効果:表側表示のこのカードに隣接するモンスターゾーン(正面の相手ゾーンを含む)に光属性または闇属性のモンスターが通常召喚された時、このカードの属性を召喚されたモンスターと同じ属性に変更する。このカードの属性が変更された時、該当する効果を発動する。
●光:カードの効果では破壊されない。このカードが闇属性になった時、この効果は無効になる。
●闇:モンスターとの戦闘時のみ元々の攻撃力が2500になる。このカードが光属性になった時、この効果は無効になる。
【ヘッドジャグラーさん(2か月ぶり3回目の入賞) 06.5 06.8 06.12】
 競争率の高かった白黒分野の入賞2号だが、これも結構見事な効果。「先出し」「後出し」の駆け引き感を要求する、使ってみたいタイプのカードだ。自分はデッキの構築の段階でモンスターを光と闇に絞っておけば恩恵は得られるが、相手のモンスターが自由奔放に属性を荒らしてくるのでそうそういつでも強力にはなれない。ただし、自分のチャンスは2箇所あるのに対し、相手は1箇所。さらに、初めに出すポイントの操作次第で相手は荒らしたくても荒らせない状況になりかねない。
 そういう、基盤ルールをこねくらないまま新鮮味溢れる駆け引きを作ってくれるカードに高評価だ。
【ill. ユミハリヅキさん】いつだって絵師さんは真面目に、真摯に仕事を仕上げてくださいます。これも、テーマがボードゲームだったからこそ、 ネタがオセロだったからこそ仕込まれた色々なギミックがあるのです。コメントから抜粋しますと、
●背景は同じボードの「チェスデーモン」が元ネタ
●攻撃と守備、二つの能力から矛と盾
●髪の毛は隣接したモンスターの髪の色に染まっているという設定、この絵で隣接しているのは「ホーリーエルフ」と「ダークエルフ」
 さささ最後すげえ! なんたる広く深い感性だよこれ!

0612_3_narikoma《暗黒界の成駒》 (速攻魔法)
効果:自分の場の「暗黒界の軍神シルバ」を生贄に捧げる。デッキ・手札・墓地から「暗黒界の武神ゴルド」一体を特殊召喚する。
【能生さん(初受賞)】
 一見ネタカードでおおよそ6割そのファーストインプレッションは間違ってはないが、「暗黒界」でこれをやってくれるのは結構貴重。もちろん一瞬で思いつくのが除去の回避だが、デッキからも出せるので圧縮になるし、墓地に暗黒界を送るので《暗黒界に続く結界通路》や《暗黒よりの軍勢》との相性がいい。
 そして、このテーマにこれを持ってくる発想が見事。どうしても暗黒界は見るたびに「色でいじろう!」っていう先入観があるため、逆に将棋で活かしてくるのは発想として蚊帳の外だったくらいだ。
【ill. SKさん】なんかもうすげえ。すげえとしか言えない。シルバを削ってゴルド様降臨という《キャトルミューティレーション》まがいの行動なのに、 絵はほとんどハルマゲドン。何人の人が死ぬんだぜ。  ゴルド様がどわーっと降臨なされてる姿に怯える人間達。悪魔と人間の関係が出てて素晴らしいと思います。 それにしてもSKさんは甲冑好きだな!(笑)

特別賞

《ひいてはいけないカード》 (通常魔法)
効果:自分は制限カードの中からカード名を1枚宣言する。この時、既に使用されたカードは宣言できない。この決闘中、お互いにカードをドローする度にそのカードを公開する。公開したカードが宣言したカードだった場合、そのプレイヤーのライフは半分になる。
【火紙餅さん(初受賞)】
 そうきたかー、ここでドラクエ4におけるタロットを持ってくるとは思わなかった! という前にそのネタに一秒かからず気付いた自分はゲーマーだなあと心底思いました。
 もちろん効果も十分に練られているのですが、「制限カード」をこねくるカードは色々なオリカコンテンツでよく見てしまうタイプなので新鮮味の面で言えばどうしてもポイントは高くないんです。しかし、発想とテーマの有効利用の面で、是非記憶に残しておきたい……と特別賞に持ってきました。(めたぽ)

Aitsu 特別賞選定棄権

赤飯 特別賞選定棄権
 さて、今回特別賞の選定を棄権させて頂きました理由をざっと簡単に挙げさせて頂きます。まず、ひねりのある、心をぐっと掴むようなカードがほとんどなかったこと、次に私好みの効果もあったのですが、アンバランスなカードだったりしたことなどが挙げられます。
 しばらくの間、オリカ☆めいきんぐはお休みですが、また次を楽しみにしております。(赤飯)

【講評】
 今回、名前の段階で弾いてしまったカードが多すぎました! 名前の段階で意にそぐわず6割ほど弾いてしまったため、どうしても選定に苦しむ部分がありました。テーマとしては異様なほど将棋とチェスの競争率が高く、トランプも王道と言えどその中でも大富豪を取る人が多すぎました。さらに言えば将棋とチェスを選んだ人については《(駒名)−(付随名)》(今、適当に考えるとすれば《桂馬−奇襲の足軽》etc)が異常なほど多く、多いがために効果をかなり厳しく見ることになってしまいました。大富豪では地方ルールに焦点を当てる人が多すぎて(8切り、2あがりetc)、こちらも食傷気味と言わざるをえないです。
 「アメリカン」の際のネガキャン・アタリショックのように、名前で離しにくそうなテーマでも「離せない」ことはなく、そここそセンスの見せ所だと思います。遊戯王らしく、それでいてありがちにしないのは難しい注文かもしれませんが、次回以降にそういった細かい点に配慮してみることを期待したりしています。
 なお、来月からめたぽの就職内定までめいきんぐをお休みさせていただきます! 2007年下半期に復帰予定です、しばらくお待ちください!

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